先日レプリカのPCU LEVEL5ジャケットとパンツを手にいれました。
実物のPCU LEVEL5ではEPICという透湿・撥水生地を使用しています。
無論、僕のはレプリカなのでそんな機能は御座いません。
今回は気持ちだけでも実物に近づけるカスタムです。
そこで、しばらく前(梅雨前)にロックタイト(ねじロックでおなじみ)の撥水スプレーを買っていたのですが、なかなか使う機会がなかったので、今回PCU LEVEL5 レプリカにスプレーしてみました。
そうです、PCU LEVEL5 を撥水させて機能面を実物に近づけたい(リアル気分を味わいたい)という魂胆です。
見た目は変わらないのにね。
ここで前回までのおさらい
前回のPCU LEVEL5 レプリカのレビューでの様子
TMC PCU LEVEL5 レプリカ ジャケット&パンツ Mサイズ購入したままの状態で水をかけてみました。
水はしみずに撥水状態を持ちこたえています。
かけただけならば撥水していますが、指でなぞるとしみはじめます
ジャケットの下に敷いたティッシュペーパーが濡れています。裏側までしみてしまう結果となりました。
レプリカだから最初から期待していなかったんですよ?
でもね、水をかけたあたりで少し期待し始めまして…
最後になんかちょっとだけ落胆している僕がいました。
撥水スプレーでリベンジ
ロックタイト 超強力防水スプレーで対抗します!
撥水スプレーはニオイが強いので外でスプレーしましょう。
スプレーをしたあと、しばし乾かします。
フッ素系は乾くの早い印象があります。
よーし、これでリベンジできるぞ!パシャリ。
(洗濯物を撮影している様子を近所の人から奇異の目で見られる)
撥水スプレー後の実験
ジャケットの下にティッシュペーパーを敷いて水を垂らしてみます
ゆびでなぞります。けっこう持ちこたえています。
コロコロと玉になった水が動きまわります。
下に敷いたティッシュは濡れていません!
でも、指でなぞったところがうーっすら濡れています。
今回は見た目が変わらない、自己満足なカスタムとなりました。
レプリカということもあり、洗濯には弱そうな印象から少しでも長持ちするように防汚の観点から襟、袖やパンツの裾(PCU LEVEL5では足首内側の黒い部分)など汚れやすい場所を重点的にスプレーをしてみました。
撥水スプレーもいろいろある
今回「ゴアテックスにも使える」…なんかすごそう、ということでロックタイトのフッ素系撥水スプレーを選んでしまいましたが、調べたら撥水スプレーにもいろいろあるようでそれぞれ性質が違います。
フッ素系、シリコン系、ハイブリッド系と主に3種類があります。
フッ素系撥水スプレー…多用途&撥水・防汚
撥水性・防汚性が高く、通気性も良いですが、持続性が短く、価格が高い。テントやゴアテックスなどの通気性を確保する必要がある生地に有効だそうです。また革製品に使用しても良いことから「多用途」として販売されています。
フッ素系の撥水スプレーを使用する場合は人体に有害なため外で噴霧を吸い込まないように施工する必要があります。
シリコン系撥水スプレー…安価&持続性
撥水効果が高く、持続性も良く、価格も安いですが、シリコンそのものが油性のため油に対する防汚効果が低いこと、シリコンが繊維の隙間を埋めることから通気性が悪い点があります。傘などに使われるようです。革製品に使用するとシミになることがあります。以前、シリコン系のスプレーを雨合羽に使ったことがありますが、今回使ったフッ素系よりもかなり強いニオイがしました。こちらもスプレーする場合は屋外で吸込まないようにする必要があります。
ハイブリッド系撥水スプレー…持続性
使ったことがないので使用感は解りません。
ハイブリッド系はフッ素とシリコンの間で撥水性・防汚性が高く、持続性も長いですが、価格が高い。
防水・防汚よりは「長時間」と謳われている製品を見かけました。
このためか傘・レインコートなどの日常的に濡れる製品が用途に挙げられています。
シリコンが含まれているため革製品には対応せず、多用途とは書かれていません。
ハイブリッド系で靴用として販売されているものはツヤが出るらしく、レザー製品の中でもバックスキン・ベロア・スエード・ヌバックのようなツヤを出したくないものには不向きといえますね。
まとめ
ロックタイトの撥水スプレーはフッ素系の撥水剤ですので、ゴアテックス生地の製品にも使えます。
また、価格も高いと言われているフッ素系ですが撥水スプレーの中では比較的安い部類です。
量も420ml(この容量はLPガスが入っているため実質294ml)はウェア2着分をスプレーできる量とありますが、今回は部分的に多く塗ったため、ジャケットとパンツをスプレーしたらフードを塗るまえに終わってしまいました。
気が向いた時にまたスプレーしたいと思います。
雨合羽の代わりにはならないと思いますが、ちょっと雨降ったとき羽織るのには使えそうです。
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