PR

CASIO EG-5 “エレキング” カセットテープ搭載エレキギター 簡単ジャンク修理

スポンサーリンク
ギター
記事内に広告が含まれています。

電卓、時計、キーボードなどを製造しているCASIO(カシオ計算機株式会社)がかつて製造していたカセットテープデッキを搭載し音源と一緒に演奏ができるエレキギターのジャンク品をいじってみました。

送料込み約 4,000円にて購入しました。
思ったよりも状態が悪かったため、音出し確認をする前に分解して
届いた状態で写真を撮るのを忘れていましたので分解中からの写真となります。

分解開始

ネックを取り外した状態。ネックは一般的なエレキギター同様4本のネジで固定されています。
ブリッジはハードテイルのストラトキャスター同様の固定式でスチールプレスサドルの裏通しになっています。
ピックアップは樹脂製のカバーに覆われたハムバッカーのように見えます。
ボリューム調整ノブが欠品していました。
トーン調整はありません。

 

カセットテープ部分
電源を入れてスイッチを押すと動きました。
特に壊れている様子はありませんが、中から細かい部品が出てきました。
カセットテープが手元にないため動作確認ができません。

ボリューム、ディストーション

ディストーションスイッチは少々接触が悪いです。

電池収納部はアルカリ電池を入れたまま放置していたようで錆びが多いです。

内部

大きな亜鉛製のセンターブロックが通っています。
樹脂製のボディがモナカのように覆っています。
セミアコ構造に由来するボディ鳴りがあります。

スピーカーは8Ω 3W

スピーカー交換

サビがひどいスピーカーを持ち合わせていた小型のフルレンジスピーカーと交換します。

スピーカーはネジ4本で固定されていますがネジが固着していたため金切りバサミでスピーカーを切り落としました。

電池は接点の修復が手間ですし、単2電池を6本を入れてまで使用しないと思うので電池への配線はカットしました。

スピーカーの直径が合わなかったため、金切りバサミで微調整しながら無理やり詰め込みました。

フレットの打痕をハンダで埋めて修理

1箇所だけ音に影響がある深い打痕がありました。
おそらく弦の位置にぶつけてしまったと推測します。

フレット交換は大げさですし、すり合わせするには深すぎるため、
ハンダを盛って修理する方法がありましたのでやってみました。
うまく盛れなかったので、多めに盛って吸い取ったり手こずりました。

熱を与えすぎてしまいメープル指板が焦げてしまいました。
紙やすり200番〜400番くらいとコンパウンドをかけました。

正当な修理方法ではありませんが、自分がちょっと弾くにはこれくらいで上等です。

ヤニ汚れ?のクリーニング

水拭きしても残るうっすらと残るヤニ?油汚れ?のようなもの。
タバコの匂いはありませんでした。

セスキをスプレーして拭き取るとあっさり取れました。

普段は汚れが軽いものから
アルカリ電解水→セスキ→クエン酸
といった順で試していますが、今回はセスキから試してみました。
拭いたあとに白っぽく残るため水拭きか乾拭きをすると良いと思います。

 

ひとまず修理は終了

とりあえずはACアダプターを使えばスピーカーからギターの音が出せるようになりました。

今後の課題

後日、中古のカセットテープを買ってきたので改めて動作確認をしてみましたが流れる音がとても小さいので改めて修理する必要があります。
エレキギターとは全くことなる回路となっており、シールドで音をアウトプットしようとすると電源が必要なしくみになっています。電池やACアダプターが必要なのは不便なのでこの点は今後考えていきたいです。
そして、シールドに接続するとアダプターからなのかノイズが乗ってしまう点があります。
ボリュームノブがたまたまあったものをつけていますが似合うものがあれば交換したいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました