イシバシ楽器MAVISブランドの最上位機種にあたる800シリーズのカスタムテレキャスタータイプ。
当ブログでは以前に同シリーズのMST-800を紹介しています。
“高級な”安ギター MAVIS MST-800 (ストラトタイプ エレキギター)
今回は同クラスのテレキャスターであるMTL-800Bを紹介したいと思います。
MTL-800B スペック
公式掲載のスペックは以下のとおり
- NECK:Maple
- FINGER BOARD:Indian Rosewood
- BODY:Basswood
- NECK FINISH:Polyester Glossy Finish
- BODY FINISH:Polyester Glossy Finish
- MACHINE HEAD:GOTOH SGM
- FRETS:Stainless
- PICKUPS:Original Alnico No.5
- POT:C.T.S POT
- CONDENSER:Spurage Orange Drop(0.1μF)
- BODY BINDING:IVOLY/Black
- BAG:Original Deluxe Gig-Bag
カラーラインナップは6種類。
- 3TS【3トーンサンバースト】
- BLK【ブラック】
- WH【ホワイト】
- CAR【キャンディー・アップル・レッド】
- FRD【フェスタ・レッド】
- MBL【メタリックブルー】
ピックガードは追加で1枚をパーロイド・べっ甲・ブラック・ホワイトの中から選べたようです。
ヘッド・ネック
ヘッドはテレキャスターシェイプにメーカーロゴ・サブスクリプトはクローム調のステッカー、トラスロッドはヘッド側からアクセスします。
ペグ:GOTOH SGM-MG (マグナムロック)
MST-800と同じ形のGOTOHマグナムロックペグが採用されています。
テレキャスターにはあまり似合うとは言えませんが、この価格帯のギターでチューニングの安定感が保証されるのは有り難いです。
ボディ材
ボディ材にセレクテッド・アジアンバスウッドを採用加水率6%まで乾燥させ、徐々に過湿し徹底した管理を行ったバスウッドを採用TLスタイルならではのTWANGYなサウンドが魅力です。ギター用、ベース用と質量を分けており、楽器の持つ特性を充分に引き出します
「セレクテッド」とあえて強調され、さらに「加水率」といった表示があります。
ギターのボディに関して言われる含水率のようなものでしょうか。馴染みのない言葉なのでどのように良いのか判りませんが、ボディへのこだわりが感じられます。
バインディング
カスタムテレキャスターの大きな特徴でもあるボディトップとボディバックのバインディング。
MTL-800をネット上で見る限りはそんなに気になる部分じゃなかったのですが、僕が手に入れたものはバインディングの縁にムラがみられ、輪郭がぼやっとした印象になっています。
以前に持っていたMST-600にもバインディングがあったのですがこういったところは気になりませんでした。
中古で購入したため、塗装剥がれがありました。塗装の厚みがわかります。
こうやってみるとバインディングの断面もしっかりと見て取れます。
比較的安価なギターですので塗装を剥がして、ラッカーなどに塗り替えるのも楽しそうです。
使用パーツ
マシンヘッドにGOTOH SGM-MG (マグナムロック)
クリエイティブマインドのない僕としては「FOR CREATIVE MIND」というロゴはどうしても恥ずかしいので剥がしてしまいました。
ネックシェイプ・指板・ステンレスフレット
バランスの良い高音域と様々なミュージックシーンに対応するフラットで癖の無いフィンガーボードとスリムネックも大きな魅力です。
(中略)
フィンガーボード材に800シリーズ全てにインディアンローズウッドを採用指板を染めてごまかすことなく、上質なインディアンローズウッドを使用しており自然なフィーリングで手に馴染みやすいのが特徴指板は380Rとフラットで癖がありません。
イシバシ楽器販売ページより
指板のアールはフラットでネックはそれほどスリムといった印象はありませんでした。
フレットには2.4mmのステンレスフレットを採用減りにくくサスティンの良さとレスポンスの良さが特徴
MST-800同様、ミディアムジャンボサイズとみられます。
ステンレスフレットはフレットの減りに強いので嬉しいですね。
コンデンサ・ポット・ジャック・ピックアップ
TLならではの歯切れ良いサウンドでピックアップポジション毎に多彩な表情を再現します。
オレンジドロップ SBE 6PS-P10 104K600V 0.1μF
トーンを効かせるために重要なコンデンサースプラグ社製オレンジドロップコンデンサーを採用ただ採用しただけではなく、抵抗値にもこだわりを持ちましたMTL-800Bに搭載した抵抗値0.1μFを採用これにより余分な高音域をマイルドにしてくれます。
ベースやテレキャスターに使用されるコンデンサのようです。
CTS ポット
上級者の方でもご満足いただくためにコントロール内部までこだわりました。
ボリューム・トーンにUSA CTS社製のポット使用歴史あるブランドは古くからCTSポットを使用しています。何故なら、ポットがサウンドに与える影響を知っているからです。
スイッチクラフト製 ジャック
アルニコⅤ ピックアップ
ピックアップには、アルニコ5マグネットを採用TL用に開発されたオリジナルピックアップをマウントコイルターン数を7,000回転のフロントは太く甘くリアのコイルターン数9,400回転のピックアップは歯切れの良いサウンドを再現します。
テレキャスターの音の特徴として太い音だったり、チャキチャキした音だったりがあると思いますが、MTL-800を実際に弾いてみるとどちらもキャラクターの薄いというかおとなしい印象でした。コンデンサが高域を抑えるといったものなのも影響していると思われます。
こだわりを感じる記載内容でしたが、ピックアップは最初に交換したいと思った箇所です。
残念ながら他のギターの購入資金のため現在は手放してしまいましたが、ピックアップ交換やブラスサドルに交換をして音の変化を楽しむのもいいなと思いました。
(画像・文章 出典:イシバシ楽器MAVIS MTL-800B販売ページより)
その他にも800シリーズのベース、MAVIS MJB-880も紹介しています。
プレミアムな安ベース MAVIS MJB-880 ジャズベースタイプ
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