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Firstman Liverpool Special 67

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firstman_liverpoolspecial67 ギター
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1967年にファーストマンから登場したバイオリンのようなくびれやスクロールヘッド持ったデザインのフルホロウボディのエレキギターです。
日本で初めてのエレキギターブーム、グループサウンズブームに登場してブーム終焉とともにファーストマンは1979にヒルウッドに名称変更しギター製作から撤退しました。

リバプールスペシャルはファーストマンの同様のバイオリンシェイプギターのレギュラーモデルに位置付けされていました。

ピックガードが欠損している個体もよく見かけますが、
この個体はトーンノブとビブラートのアーム、スプリングが欠品していました。
トーンノブは右回しするとこもるので配線の向きが違うようです。どうやらデジマートに出品されていた商品も同じ方向に回すと記載があったので初めから逆向きに回すものらしいです。
現状ではトーンを回し切るとカチッと止まらない感触のため交換したほうが良さそうです。

 

 

流通するモデルはインレイが剥がれ紛失しているものが散見されます。
隙間に余裕がありますがかろうじて剥がれていません。
フレットは非常に低いのでしっかり押さえるために力が要ります。
ネックプロファイルはスリムなCシェイプです。ネックの幅も狭く、フレットエンドもなだらかになっているため弦落ちが気になります。

 

 

マシンヘッドは3対3で、すぐにチューニングがずれてしまいます。
あまりにも気になるため、後にゴトー製のエピフォンカジノのような3対3の金属製ノブのものに交換しました。

  

 

ブリッジは日本製ビザールギターによく見られる、前後調整は個別にできるものの高さは左右だけで調整するタイプ。

 

ビブラートに薄い板が貼られているのがファーストマン製の特徴のようです。
購入時はビブラートのスプリングやアームが欠品していました。

この年代の日本製ギターの塗装の特徴なのか、縦方向に塗装クラックが入っています。
ラッカー塗装にはないクラックの入り方でユニークに感じます。

 

ネックは塗装のダメージが進み剥がれかかっています。ラッカー塗装やポリ塗装とは違いますが、塗膜は薄めです。
クリーニングした際に少し白くなってしまいました。
ネックの木材は重量感、密度が少ない印象。

 

ネックには樹脂製のシムが2枚入っていました。

 

重量は2.8kgほど。軽量ですが、座って弾く時に側面のくびれにあるエッジが太ももに食い込み少々痛いです。座って弾くときはギター用クロスを敷いたり、ギターストラップを間に挟むようにしています。

 

ボディトップにはセンターブロックは無く、柱となる細い木材が通っているフルホロウ構造です。
内部に塗料のようなものが散見されます。他の個体でもこのような白い塗料が内部に見られました。

 


ハムバッカーのようなピックアップカバーを開けると中はシングルコイルとなっています。
外観に反して半分しかコイルがないため、「半バッカー」とも呼ばれています。
コイルの内側に見える部品は金属製のバーです。
音色は「ペンペン」と形容されますが、高音が出るがサスティーンが少ないです。

 


ファーストマンリバプールは一度買い逃したことがあります。
地元の商店街にある小さな楽器店を通りかかると店内に変な形のギターを発見。
指板のインレイが抜け、ピックガードが欠品した中古品が販売されており、価格を聞くと5万円。
ケースがあるとはいうものの、状態が悪いため即断できず「いつかそのうち」と買う前に売れてしまいました。

その後、2024年頃にリサイクルショップで状態が悪く本体のみのジャンク品として販売されているものを36,000円ほどで購入しました。
日本国内の個人売買での中古相場は5万円〜12万円くらいでしょうか。
かなり古いモデルではありますが、生産数が多かったのか常に中古市場にはあります。

特徴的なルックスに惹かれますが、1960年代のエレキギターブームに生まれたギターということを忘れてはいけません。
この年代のギターを初めて手に取る人は品質面にはおおらかさを求められます。
具体的には

  • チューニングが定まりにくくズレやすいマシンヘッド
  • 低いフレット
  • 溝が大きすぎるナット
  • フレットから弦落ちしやすい(ブリッジの弦間に対してネックの幅が狭い)
  • 縦方向にクラックが入りやすい塗装

これらパーツや調整費用を本体購入予算に組まれることをお勧めします。
リペアの腕に覚えがある人ならばジャンク品購入は楽しめるかと思います。

 

中古で似た形状のトーンノブを取り付け、ビブラートにノーブランドのスプリングとアームを取り付けてみました。
もっと弾きやすく部品交換していきたいです。

 

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