ナイロンファイバーフレームの染色の前にイソプロピルアルコールを使用したプリント刻印の除去を行いましたのでその様子を紹介します。
コンバットマシンの刻印を除去する
使用するのはG&G CM16のナイロンファイバー(ポリアミド)のロアレシーバーです。
コンバットマシンのロゴは刻印をプリントで表現されたものです。
今回参考にしたページは以下のとおりです。
実際に鉄道模型(ABS樹脂)の塗装を剥がしている様子がみられます。
従来はプラモデル塗料の薄め液(Mr.Colorうすめ液など)が利用されてきたが、プラキットで使われているスチロール樹脂ならよいものの、完成品のABS樹脂と相性が悪く、ひびが入るなどの問題があった。
<中略>
近年ではIPA(イソプロピルアルコール)が主に利用されている。これは薄め液よりは時間がかかるものの、樹脂や接着剤への影響が「ほぼ」無い(注記後述)のがメリットである。
<中略>
すでに他サイト等でも紹介されているが、IPAを最も簡単に入手できるのは「自動車ガソリン用水抜き剤」である。<中略>
購入の際に注意することは、裏面の成分表示を参照し、「IPAが99%以上」のものを選ぶということである。表記は「IPA」「イソプロピルアルコール」「イソプロパノール」等があるがどれも同じものである。
<中略>
漬け込む時間は数時間~半日程度から最長で数週間に渡ることもあるので、密閉できるポリパックが適している。
金属部品は全て除去し、ロアフレームのみを脱脂しておきます。
ホームセンターにて水抜き剤を購入。こちらはディーゼル車用のものです。
この点はネットで購入すると成分表示の掲載がなかったりするため、実店舗でラベルを見て買うと良いと思いました。
冷凍用のジップバッグに水抜き剤とロアフレームを入れて2週間ほど放置しました。
これを始めたのが2月頃ということもあり、寒さのためなかなか剥離が進みませんでした。
ジップバッグは何度か交換しましたがどうも漏れるため、樹脂製のトレー(ABS?アクリル?かは不明)の上で保管していました。
トレーは透明だったのですがイソプロピルアルコールと反応し白っぽく濁る変色をしてしまいましたので容器には注意が必要です。
その後、全く剥離しそうな気配がなかったので袋にいれたままお湯の中に漬けました。
シャワーで出したお湯で温め、冷めたらまたお湯を入れるのを2回ほど。
取り出して綿棒で強めにこすると塗装が剥がれ始めました。
ちょっと強めにこすらないと剥がれませんでした。
強くこすらないといけないため表面に擦れた跡がついてしまいました。
また剥がれた部分もうっすらとロゴの跡が残っているのが判るかと思います。
その後、ちょっと気になるので紙やすりでこすってみました。
プリントの跡は目立たなくなったのですが、紙やすりをかけた部分のみうっすらと白っぽくなってしまいました。
これにて終了。
紙やすりで白くなった部分はこの後に染色で色がついてくれたらいいなと思って染色に入ります。
もっと他にも良い方法があるかもしれませんね。
サンドブラストなら仕上がりが均一になりそうです。
このあとはナイロンファイバーフレームの染色を行いました。
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